資格取得方法
保育士として勤務をするためには、まずは保育士の国家資格を取得することが必要です。
保育士国家資格を取得するためのルートは大きく二種類があり「養成学校を卒業する」と「保育士国家試験に合格する」に分かれます。
実際に保育士資格を取得している人の割合で見てみると、保育士養成学校を卒業した人は約9割で、残りの約1割が国家試験合格者となっていました。
なお、保育士養成課程のある学校は専門学校、短大、大学とがあります。
課程も2年制と3年制がありますので、学校を選ぶ時にはどういったところに特長があるかを調べて申し込むと良いでしょう。
もう一方の保育士国家試験についてですが、保育士人材不足を受けてかなり受験資格が緩和される傾向が見られます。
試験は年に2回行われており、基本的には高等学校卒業後に一定の職務経験もしくは取得単位がある人が受験資格があるとされています。
受験資格はかなり複雑になっているので、自分に受験資格があるかどうかは試験管理団体に問い合わせをしてみてください。
都内の保育士の専門学校やスクールを紹介
東京都内には約70ヶ所の保育士養成専門学校があり、さらに大学や短大で保育士養成課程を設置しているところがあります。
代表的なところとしては、明星大学教育学部教育学科や昭和女子大学人間社会学部福祉社会学科、武蔵野大学教育学部児童教育学科などです。
短大でも、福祉系では多くの場所で保育士養成課程を設置しているので、確認をしてみるとよいでしょう。
すでに大学や短大を卒業しているという人なら、専門学校に通うという方法もあります。
保育士養成課程のある専門学校の代表としては「東京こども専門学校(三幸学園)」や「日本児童教育専門学校(学校法人敬心学園)」「町田福祉保育専門学校(学校法人榎本学園)」といったところが挙げられます。
これらの学校は昼間学部だけでなく夜間で通うことができたり、通信教育に対応していたりというところもあるので、働きながら資格を取得するということも可能です。
最短で保育士資格を得たいということなら2年制の学校を選ぶのがよいのですが、学校により力を入れている保育教育が異なることから、3年制を選択することでより専門的な保育の知識を学べるようになっています。
なお保育士養成課程だけでなく、幼稚園教諭の免許を同時取得できるようにしている大学や短大も見られています。
これから大学や短大への進学を考えているという場合には、保育士だけでなく他にどういった資格を取得することができるかといったことも同時に考えておくとよいでしょう。
専門学校やスクールの中には系列の保育園を運営しているところもあるので、就職先についても調べておくことをおすすめします。