遠足、運動会
幼稚園や保育所では、年間を通じて行事を行うことにより、子供たちに楽しく過ごしてもらいながら季節を学ぶということをしていきます。
春先にある年中行事としてはまず、入園式(始業式)、健康診断、遠足などです。
初めて保育園に入るという子供だけでなく、新学期になることで生活に変化が起こるのが春先なので、保育士などスタッフは子供の様子をよく観察して、心理的に大きな負担となることがないかを見ながら新生活に馴染めるように配慮をしていきます。
そんな春先の大きな行事の一つが遠足です。
春から初夏にかけての時期は天候に恵まれ過ごしやすい日が続くので、きれいな花々を見るために少し遠出をするという遠足行事が行われます。
年少さんなどまだ遠くまで行けない子供の場合でも、バスを使ってちょっと遠出をしてみることでよい刺激になるでしょう。
お弁当を持ってお出かけをするというだけでも子供にとっては特別な1日になるので、その行事をきっかけにクラスの子供たちと仲良くなることもできたりします。
暑い夏の時期が過ぎた秋口に行われるようになるのが運動会です。
運動会は体育の日の前後に行われることが多く、園の中庭もしくは近くの小学校のグラウンドなどを借りて行います。
運動会では、かけっこをしたり玉入れをしたりといった競技をすることになります。
競争をするということから苦手意識を持つ子も多いですが、競技そのものは楽しんで行うことができるものが大半で、あまり順位を気にせずみんなで楽しむということを重点に置いてプログラムを組みます。
入園式、卒園式など
子供にとって大きな変化となるのが入園式や卒園式です。
保育園の入園式が行われる時期はだいたい毎年4月1日~3日くらいで、4月上旬に行うようになっています。
保育園の場合は仕事を持っている両親が多いことから、土曜日に行うことも多いようです。
ただし、保育園の場合は人の入れ替わりなども多くあることから、必ずしも4月入園ではない子供もいます。
そうした場合は特に入園式というような式は行わず、そのまま入園ということもあるでしょう。
反対に、卒園式ではきちんとしたセレモニーを行うということが多くなっています。
これは卒園をすることで来年度以降小学校に入学となるため、大人になるための一つの儀礼になっているからです。
卒園式に合わせて記念となるプレゼントを製作したり、保護者の前で何か歌などを発表したりといったこともあります。
保育園内でも卒園するお兄さん、お姉さんを送るために、他の園児達が何か挨拶をしたりプレゼントを作ったりということがあるでしょう。
なお、卒園式というのは子供だけでなく、それまでお付き合いをしてきた保護者の方と保育園スタッフとのお別れの日ということにもなります。