新しい職場に転職するまでの現職場での業務
東京都内においては保育士の求人倍率は約6倍と、他の業種や地域でも滅多に見かけることのできない高倍率になっています。
これは、これから保育士になろうとしている人だけでなく、現在すでに保育士として勤務をしている人にとっても多くの就業機会があることを示しています。
保育士として長く勤務をしたいと考えているけれども、どうしても現在の職場では自分のやりたいことができないという場合や、今後のキャリアを考えたときに適切な場所ではないと思ったなら、転職ということも一つの方法として頭に入れておくべきでしょう。
しかし転職をするとしてもなかなかタイミングがつかみにくいということもあるものです。
そこで、転職までの流れが比較的スムーズな時期での転職活動がおすすめになります。
転職をする時にはできるだけ円満に退職をするため、引き継ぎや退職までの日の業務をしっかりやっておくということが大切です。
引き継ぎが不十分であったり、退職の時期の選択に誤りがあると、その後保育所との関係が悪くなってしまい、過剰な引き止めにあったり次の職場にひびく嫌がらせを受けるなどといったこともあり得るでしょう。
転職活動がうまくいって内定をもらったら、速やかに退職の意思を示してください。
このとき繁忙期となる春先や卒園行事を控えた時にはなかなかスムーズに辞めることができないこともあるので、それまでにしっかり引き継ぎをする意思を示すようにします。
保育園から支給されているユニフォームやパソコンなどはきちんと返却し、保険証などの書類も期日までに送付しておきます。
年度の途中に転職をする時には新しいクラス担任に書類やクラス内の様子を記した書類を全て渡し、個人情報が記載された資料の持ち出しはしないようにしてください。
可能であれば退職の1週間くらい前には保護者やスタッフに丁寧に挨拶をして、同時に後任となる先生をきちんと紹介しておくようにしましょう。
最後に信頼感を残した引き継ぎができることで、のちの仕事もやりやすくなります。
具体的な転職までの流れ
保育士として転職先を探すことは決して難しいことではありません。
ですので、在職中から希望にあった職場を探すということは十分に可能です。
専門の就職サービスに登録をしておくことでマッチングする求人を案内してもらえるので、そうしたものを利用するのも一つの方法です。
転職先への応募もオンラインでできるようになっているので、応募書類を作成してそのまま送信すれば面接の日程を相談することができます。
内定をもらったら、まずいつからなら勤務できるかということを聞き、そこから自分の適切な退職時期についての相談をしていきましょう。